どんな病気?|C型肝炎
血液からの感染が大半です
C型肝炎ウイルス(HCV)の感染が原因で起こる肝炎のことを、「C型肝炎」といいます。
日本のC型肝炎ウイルス感染者数は150万~250万人とも言われています。
そのうち、ウイルスを持っているのに肝臓の障害に気づいていない方が、約60万人いるといわれています。
性行為による感染率は低い
C型肝炎ウイルスは血液によって感染します。
性行為による感染の可能性はありますが、感染率は低いと考えられています。
慢性化することが多い
C型肝炎は症状が軽いものの、感染者の7割前後は慢性化し、
肝硬変から肝臓がんに進む可能性が高いので、注意が必要です。
肝臓がんによる死亡者数は年間3万人を超え増加傾向にありますが、その8割がC型肝炎をともなっています。
症状について|C型肝炎
男性、女性、ともに同じような症状が出ます。
●潜伏期間(感染して約2週間~3ヵ月)
個人差があり、症状が出るまで約2週間~3ヵ月かかります。
C型肝炎ウイルスの抗体ができるまでの期間は1~3ヵ月とされています。
●症状が出る
主な症状
全身倦怠(だるさ)、食欲がない、濃い色の尿が出る、発熱、黄疸(体や白目が黄色っぽくなる)など
急性のC型肝炎で、上記の自覚症状の出る人は20~30%と
言われます。
一般的に、A型肝炎やB型肝炎に比べて症状は軽く、自覚症状の現れない人も多くいます。
●症状が始まる
治療を行い、慢性化や劇症化(肝臓の炎症が非常に強くなり、肝細胞のほとんどが死んでしまう)しなければ、治ります。
ただし、C型肝炎の特徴は慢性化することで、初感染例のうち約62~77%が慢性化すると考えられています。
予防・対処法・治療等|C型肝炎
明らかに自覚症状がある場合は、医療機関で早期診断を行うことをおすすめします。
お時間がない方は、こちらの性病チェックの方法からご確認ください。