どんな病気?|梅毒
ひと昔前は恐ろしいSTD(性病)として有名
治療薬ペニシリンが発見されるまでは、不治の病として恐れられていました。
今は早期治療すれば完治します。
梅毒に感染していると、HIV(エイズウイルス)に感染しやすい
梅毒に感染し病変部分があると、HIV(エイズウイルス)などにも感染しやすくなります。
梅毒に感染した場合は、HIV検査もあわせて受けることをおすすめいたします。
3週間、3ヵ月、3年
梅毒に感染すると、症状が 「3週間後」、「3ヵ月後」、「3年後」 と変わっていきます。
ただし、症状が出ない場合もあるため、注意が必要です。
症状について|梅毒
皮ふや粘膜の小さな傷から病原菌が侵入して感染し、血液中に入って全身に広がります。男女ともに症状は同じで、4期に分かれます。
●第1期梅毒(感染して約3週間)
● 痛みのないしこりができる
感染したところ(性器、口、肛門、手指など)の皮ふや粘膜に、しこり(軟骨の硬さ程度、小豆から人差し指の先位までの大きさ)ができます。その後、しこりの中心部が硬く盛り上がります。
● 痛みのないリンパ節のはれ
太ももの付け根の部分がはれます。
※これらの症状は、放置しておくと2~3週間で消えます。
●第2期梅毒(感染して約3か月)
病原菌が血液に入り、全身に広がります。
● ピンク色の円形のあざ
体の中心線にあたる部分を中心に顔や手足にできます。
● 赤茶色の盛り上がったブツブツ
小豆からえんどう豆くらいの大きさのもの
● 脱毛症状
※これらの症状は、3ヵ月から3年続き、自然に消えます。
その後しばらく、無症状が続きます。
●第3期梅毒(感染して約3年以上)
● しこりができる
皮下組織にできる大きめのしこりです。
結節性梅毒疹やゴム腫などといわれます。
※現在ではほとんどみられません。
●第4期梅毒(末期症状)
● 心臓、血管、神経、目などに重い障害が出ます
※現在ではほとんどみられません
予防・対処法・治療等|梅毒
明らかに自覚症状がある場合は、医療機関で早期診断を行うことをおすすめします。
お時間がない方は、こちらの性病チェックの方法からご確認ください。