どんな病気?|A型肝炎
急性肝炎の中では症状が強い
A型肝炎ウイルス(HAV)の感染が原因で起こる肝炎のことを、「A型肝炎」といいます。
治療薬はなく、基本的な治療法は安静にすることです。一般的には、2~3ヵ月で自然になおります。
慢性化することはありませんが、まれに劇症化して死に至ることもあります。
口から感染するウイルスです
A型肝炎ウイルスは便の中に排出され、飲食物などを経由して口から感染します。
A型肝炎ウイルスの感染力はきわめて強いものです。
生の魚介類(特にカキ)や衛生状態の悪い土地での生水からの感染もあります。
男性の同性愛者間などでの感染もあります
性行為ではアナルセックスやオーラルセックスにより、口からウイルスが入って感染します。
症状について|A型肝炎
男性、女性、ともに同じような症状が出ます。
●潜伏期間(感染して約1か月)
症状が出るまで1ヵ月程度かかります。
ただし、症状がない時でも、便にウイルスが出ている可能性があるので、注意が必要です。
●症状が出る
主な症状
発熱、全身倦怠(だるさ)、吐気、嘔吐、黄疸(体や白目が
黄色っぽくなる)など
以上の症状が1~2週間続きます。
他の急性ウイルス性肝炎と比べて、症状が強いのが特徴です。肝臓疾患の目安となる、ASTやALTなどの数値が異常に高くなります。
●症状が始まる
一般的に、2~3ヵ月で自然に治り、慢性化することはありません。
ただし、まれに劇症化(肝臓の炎症が非常に強くなり、肝細胞のほとんどが死んでしまう)することがあり、死に至る場合があります。
予防・対処法・治療等|A型肝炎
明らかに自覚症状がある場合は、医療機関で早期診断を行うことをおすすめします。
お時間がない方は、こちらの性病チェックの方法からご確認ください。