「HIV」 とは 「エイズウイルス」 のことで、正式には 「ヒト免疫不全ウイルス」 といいます。
ヒトに感染すると、免疫力を低下させてしまうウイルスです。
「HIV」 に感染し、治療をせずにいると、免疫力がだんだん弱くなり、数年~10年で健康な人であれば何ともない菌やウイルスで 様々な病気がおこります。その病気が、「エイズ指標疾患」 とされる病気にあてはまると、「エイズを発症した」 と診断されます。
性病の種類|HIV感染症/エイズについての説明ページ
「HIV」 とは 「エイズウイルス」 のことで、正式には 「ヒト免疫不全ウイルス」 といいます。
ヒトに感染すると、免疫力を低下させてしまうウイルスです。
「HIV」 に感染し、治療をせずにいると、免疫力がだんだん弱くなり、数年~10年で健康な人であれば何ともない菌やウイルスで 様々な病気がおこります。その病気が、「エイズ指標疾患」 とされる病気にあてはまると、「エイズを発症した」 と診断されます。
HIV(エイズウイルス)を含む血液、精液(さきばしり液含む)、腟分泌液、母乳といった体液が、
相手の粘膜部分(主に口の中、ペニス、尿道、腟、直腸など)や傷口などに接触することで、
感染の可能性が出てきます。
また、汗、涙、唾液、尿、便などの体液の接触による感染の可能性はありません。
HIVの主な感染経路は、以下のように3つあります。
日本国内では、性行為による感染が最も多くなっています。
①性行為による感染
あらゆる性行為(セックス・アナルセックス・オーラルセックス)により
感染の可能性があります。
HIV(エイズウイルス)が粘膜や傷口から血液内に入って感染します。
②血液による感染
麻薬や覚せい剤の 「まわし打ち」 で感染する可能性は非常に高くなっています。
(まわし打ちでなくても、ドラッグを使用しての性行為は無防備なことが多く、非常に危険です。)
③母子感染
まず妊娠したら、産婦人科で受ける 「妊婦検診」 で、HIV検査を受けることができます。
もし、母親が感染していることがわかっても、妊娠中から医師の治療を受けることにより、赤ちゃんに感染しないように対策をとることができます。
HIVに感染しているかどうかを調べたい時は、血液を採取しHIV抗体スクリーニング検査を行ないます。
抗体とは、菌やウイルスが体内に侵入すると、それに反応して作られる物質です。
HIV抗体スクリーニング検査は、感染の可能性があった日からすぐにできる検査ではありません。
なぜなら、HIV抗体が体内にできて検出されるようになるまでに、少し日数がかかるからです。
この検査をしても反応が出ない時期をウィンドウ・ピリオドといいます。
HIVに感染すると、通常4週間後くらいから血液中でHIV抗体が検出されるようになりますが、
個人差もあり4~8週間くらいかかる人もいます。上記の内容から、確実に「陰性(-)感染していないこと」を
確認したい場合は、もう少し余裕をみて3ヵ月以上経過してから検査を受けることが、国のガイドライン上で示されています。
そのようなことはありません。
感染している場合は4週間後くらいから 「陽性(+)」 と出る可能性があるので、感染の機会から3ヵ月以内であっても検査を受ける意味はあります。ただし、確実に陰性(-)を確認したい場合は、3ヵ月以上経過してから改めてHIV抗体スクリーニング検査を受けてください。
不安が強くて3ヵ月は待てない、という方は、最寄りの保健所、医療機関に問い合わせてみて下さい。